アプリコットな日々

気長にブログ始めてます。

クロッカスが咲いています。

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若かりし頃、クロッカスが大好きでした。メールアドレスとかユーザーネームを考える時、必ず浮かぶのですが、くろ、かす、と音の響き、連想されるものがよくなくて、やめていました。随分永いこと、毎年庭に春の訪れと共に顔をだします。何でもクロッカスという名前の由来は、ギリシャ神話の悲劇の物語にあるそうで、ロミオとジュリエットみたいなお話に似ています。

色んな別れを経験してきましたが、そうしたことを偲んで、改めてこの花を眺めてみましょうか。元は、もっと手前に寄り合って咲いていたのですが、隣のお宅に来ていた庭師の人に、信用をしてちょっと頼んだら、木の枝はバッサリ切り落とすは、土を掘り起こすはで、このクロッカスの球根もあちらこちらに散らばされてしまって、母も憤慨。思い返すたび、酷く後悔していました。

私も、あのきれいに寄り合って咲いていたクロッカス が痛ましく、散らばった球根を集めて、植え直したんです。翌年も以前のようには綺麗に咲かず、何年か経ち、母も全体的に植え替えや手入れをして、また、それからは、シルバーセンターの庭師の人に頼むようになって、庭ももっとよくなりました。

クロッカスは、散らばったところからも株を増やし、一面に分散して咲くようになりました。春にはクロッカスが、そして次には水仙が咲き、夏には、鯛釣草が耳飾りのような花を吊るして竿のように伸び、芍薬が咲き、以前には、秋に菊も咲いていました。5月頃が丁度見頃で、ツツジの花が見事に咲き誇ります。狭い庭ながら、四季折々に楽しむことができます。

クロッカスの花言葉には、ネガティブなものがあったりして、悲痛な印象も含んでいるように思いますが、花とは、愛を表すアイテムでもある。悲劇的であればあるほど、その愛も絆も深くなるというものです。どんな運命にあろうとも、人を愛する気持ちは持ち続けたいものですね。

 

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