アプリコットな日々

気長にブログ始めてます。

辺りはすっかり秋めいて。紅葉が舞っています。

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季節感も最近は、あんまあり当てにならなくなってきましたが、

こちらは、どうにか秋めいています。

 

今朝、時間をもたせるのに、テレビをつけておいたのですが

(報道番組の終わりのあたりから。その後CMが入って)

CM明け、天気予報へ移る前に、メインキャスターが洒落たことを言った。

 

「東京もずいぶん秋らしくなってきました。街ゆく人達の着るものも秋らしくなり、まるで紅葉しているかのようです。」

 

一拍置いて女性アナウンサーが、

「上手い表現ですね」(とかいったようなことを)

 

と返していた。

 

臆面もなく、

”まるで紅葉しているかのように” などという表現を使うところに、

おかしみを感じ、声を立てて笑ってしまいました。

 

ここは、寒気のせいで11月下旬並の寒さとか。

そのせいか、冬に詠んだ句を思い出した。

 

訃音(フイン)きき侘しく立ちぬ冬の山

 

確認すると、ちょうど去年の12月8日に詠んでいる。

 

毎週届く宅配サービスを利用しているのですが、

いつも来る担当の人が、亡くなったんです。

 

持病があることは知っていましたし、

お酒もかなり飲むとのことでした。

(注文袋にたまにお客さん向けにお便りが入っているんです。)

 

年齢は不詳で、私と同じくらいか、それよりも若いかと思っていましたが、

8つくらい歳が上でした。

 

大体月一回のペースで、アルカリイオンウォーター500ml24本入りを

ケースで買っていたのですが、ざっと計算すると12kgの重さ。

3年くらいの付き合いになりますが、途中から、こちらの方が体調を崩し、

お薬を飲むようになってしまったので、

重いものも持てなくなった。

それで、相手も若いし、配達員さんだからと思って、

遠慮がちにではありますが、

2階まで運んでもらうようになっていたんです。

 

そうしている内、私も持てるだけ元気が回復していて、

それでも、2階へ運んでもらうくらい、そんなに変わらないよな、

と思って上げてもらっていたんですが心が痛み。

 

その日は、市内で大きな交通事故が発生。

まだ収束したようでもなく。

配達は、いつも時間きっちりでしたので、30分、1時間くらい待ったでしょうか。

遅れてトラックが到着。

すると、配達員さんが違っている。

もしや、と思い、それで「いつもの方はどうされたんですか?」

と聞くと、「あの、、実は、亡くなったんです」と。

今日事故があったので、もしかして巻き込まれたのではと

頭をよぎってもいましたので、「アッ、事故で、、?」

と聞くと、

「いや、自宅で、亡くなっていて、、今日(亡くなった日のこと)同僚と

来ないね、といっていて、、。持病があったので、、、云々」

 

訃音きき侘しく立ちぬ冬の山

 

裏の山もすっかり冬木立となっている。

景色はいつも通り廻って相変わらずなのに、人は移ろう。

なんとも物寂しい感じがするものだ。

 

そんな気持ちで詠みました。

こちらは相変わらずの生活をしていますが、

まあそんなところです。

では。