12月24日(金)、病院へ行く。
行きはバスで。帰りはタクシー。
混むのを避け時間を見計らってその頃行ったら、1時間ちょっと待つだけでよかった。
薬局を出たのが2時くらい。明日から大寒波が降りてきて厳寒日が数日続くらしいことは、何日も前から天気予報などで注意が呼びかけられている。しかし、この時点で既にかなり寒かった。
拾ったタクシーは、いつも乗っているタクシーだった。
車に乗ってすぐ、運転手さんが、「寒いでしょう」と。
「すごく寒いです!」と私。
「〇〇方面へお願いします」、と言って、座って落ち着いてから、
「明日から寒波でかなりな寒さになるらしいですよね」と話を続けると、
そうさ、みたいなお返事の後、
「夜に車を洗わないといけなくて、水で洗うから寒くて寒くて」、と。
そこで、「わぁ、それは大変ですね」と言えれば良さそうなものの、
病院帰りの病弱の社会に何の奉仕もしていないような身で、
そんな当たり前なお返事さえもできなくて、躊躇い、
その代わり気づいてもらえるように大きく2度3度うなづく。
病院では、具合を話したら、「冬の間は、お薬を止めないで下さい」と言われた。
その夜、母からこんなことを言われた。
「灯油がカツカツだから、暖房我慢して」と。
「今日は、早く寝ようね」と。
「〇〇(私の名前)ちゃんの部屋にストーブあるもんね」
「ないよ、使うなって言ったのお母さんでしょ?」
(そのストーブは、キッチンで去年から使っている。)
「だったら、これ持っていけば?」と母。
ストーブといっても、ただ本体が熱くなるだけで、暖房の用をなさない代物だった。とりあえず、昨年は家のキッチンの暖房装置が作動しなくて、部屋から下ろしたのだった。ないよりはマシだろうと。
それでその晩は済んでいた。明日になれば、どこかで灯油は頼めるだろうと。この時点で怒ってもいいはずだったのだが、どういう訳か、その日は穏やかに眠った。
怒り出したのは翌日の朝。何に火がついたか、今では思い出せない。
「灯油屋さんが、予約でいっぱいで一週間かかるんだって。土日は来れないんだって」と母。
「何日も前から、今日明日と寒くなるってわかっていたことでしょう?何をやっていたの、昨日の時点で灯油がないのがわかっていて!!」と私。
「電話してみる。」と母。そして「やっぱりやっていない」と。
そんなこと当たり前だ!他をあたってみろ!!!そんなこと言わなくたって機転きかせろ!、と思った。日が明けてくる。
怒りで、声が詰まって出なくなった。
今日は、暖房の温度を上げられないので、上の下着を2枚、下は裏起毛の厚手のタイツを履いて、分厚いソックスを履いて、裏ベロアのズボンを履いて、寒さ対策。しかし、室内温度は14度。寒いと縮こまるか、きびきびとなるかのどちらかなものだ。お薬も飲んだし、本当なら、家も防寒対策が万全であって欲しかった。これでは、暖をとるだけ、となってしまいかねない。そんなことがいっぺんに頭に浮かんで、声が出なくなってしまった。
次に出てきたのは、災害用のカセットヒーターだった。
(もうどう怒っていいかわからない!!)
とりあえず、これは夜に使うことにしよう。
日が上がってくるとなんとか過ごせそうなので、気持ちを切り替え、ピザを作り始めた。この日はピザを作ろうとう思っていて。その間、母たちは、用事を足しに車で出かけて行った。ピザを作りを始めたのは午前9時半。生地を捏ね、発酵。トッピングの具材をつくり、型に敷いて、トッピングをする。
母たちがちょうど帰ってきた。時刻は11時。
すると、
「灯油屋さん(別の会社の)がすぐそこにいて他所の家に入れていたの。それで、頼めたからっ!!よかったーっ!!」
「いつものところと1円しか違わなかったー。捨てる神あれば拾う神ありってね、、。」
と何か納得しながら言っていた。
今ここまで書いてきて、現在27日(月)午前11時12分。
土日が明けて丁度、灯油屋さんのタンクローリーが来た。
(何というタイミング)
「毎度様でーす、灯油入れに来ましたー」だって。
何はともあれこの件は、その日のうち(土曜日)に解決していて良かったです。
ピザもあっという間になくなった。ピザなんて、作るのは何にも特別感はないのですが、たまのランチに作ったりします。作り出したら気分が良くなるので、気持ちを切り替えるのにも良かったです。
今回は、いつものベーコンとしめじのトッピング。もう一つは、バジルソース を塗って、チーズをのせ、さっと炒めた玉葱とツナ、トマトとマヨネーズをトッピング。どちらも美味しかった☺️
以上です。