こんな経験ありませんか?
といっても、私もこれまでそんな経験したことなかったもので、不思議で。
ある日、A町の病院まで行くのにバスに乗車していた時のこと。
それまで、車に乗せてもらって行っていたのですが、
その病院には、真前にバス停があって、
自宅から一番便利な路線バスが止まる停留所でした。
これまで、わかっていても、体の具合が悪かった時でしたので、
利用することなど、全く頭にありませんでした。
体か良くなり、ふとそれに気づき、
そうだ、バスで行けばいいんだ。なぜ今まで??
そう、体の具合が悪かったから、、、そっか。
それで、バスで行くことにしました。
ところで、さて、肝心の停留所の名前がわかりません。
次の停留所に留まる前に、アナウンスが入りますよね。
必ず、病院名が流れます。
「〇〇病院へお降りの方はこちらで降りられると便利です」と。
その病院もいつも聞き慣れていたので、わかっていたつもりでいました。
さて、病院はA町です。そして、「A町○丁目」という停留所があります。
その次は、「〇〇橋」という停留所です。
こちらは、B 町にあります。ですから、
間違いなく「A町○丁目」のバス停で降りればいいはず、と見当をつけていました。
さて、バスに乗り、だんだん近づいていきます。
アナウンスに気をつけながら、降りるボタンをおすタイミングを見計っています。
そして、「A町○丁目」のアナウンスが流れました。
ところが!!!何と病院名が出てきません。
でも!!!A町だから、念のため、、ボタンを押した。
しかし、そこでは誰も降りない、そして、病院の前でもなかった。
ちょっと気まずい思いをした。
ここで、その不思議なことが起きたのでした。
私が、まだかな、まだか、と思っている時に、
シルバーシートに座っているおばさん2人かもしくは老夫婦だったか。
もう1人の方の声が聞こえなかったので定かではないのですが、
そのおばさんの方が、もう1人の人にこう言い聞かせていたのです。
「いいかい、次の次だよ」と。
たいてい高齢者の方々は、病院でおります。
それで多分病院で降りるつもりなんだなと思って、様子を見ていました。
その言葉に従っていれば良かったものを、
A町というのが気持ちの中で優先され、
アナウンスだって、流れないのかもしれないし、
と極端に用心深くなってしまってボタンを押して、、、。
そして、誰も降りない。
そして今度は、
「いいかい、次だよ」とーーー。
あぁそうかぁーーっ、やっぱり!!!
そう、次でした。しっかりアナウンスも流れました。
その高齢者の2人も同時に降りました。
行きのバス停は、道路を挟んで向かい側にあるので、
病院へ行くのには、道路を横切って渡るか、
横断歩道まで歩いて遠回りするかです。
私は、道路を渡りました。
その老人2人は、向こうの方へ歩いて行きました。
病院の患者さんではないかと思いますが、その後まではもう関心もなく。
さて、この話には、もう一つオチがあって、
今度は、その病院の待合室でのこと。
まず、受付の診察券受けに診察券を入れて、
しばらくしてから、保険証の提示のため呼ばれるのですが、
それが、なかなか呼ばれない。
診察券を入れる時、少し混み合っていたので、
もしかして、見落とされているのかも、と心配になってきます。
ところが、そんな思いをしているのは、
私だけではなかった様で、
これもまた、老夫婦の奥さんの方が旦那さんに、こう言い聞かせているのです。
「いいかい、保険証見せるのに呼ばれるまで待っているの。(心配しなくていいから)今待ってれば呼ばれるから」
と何度も旦那さんに言い聞かせている。
まるで、私も言い聞かせられている様な、、、。
これもある意味“神の見えざる手”によるものでしょうか?