アプリコットな日々

気長にブログ始めてます。

体調不良にて過去の記録の振り返り〜地震とブラックアウトの体験〜

体調不良にてタブレットに収めてあった過去の日記を振り返り。3ヶ月ごとにファイルを分けて保存していたのですが、もうお忘れかとも思いますが北海道南部を震源とする大地震とその影響で停電となった例の北海道全域ブラックアウトの件。これを別にファイルにしてありまして、読むと結構な体験だったなと思い、数日に渡る停電について何かのご参考になればとも思い?(なるかいな?)加筆修正し申し奉り候。

 

この時、ある偶然?もありまして、その時読んでいた本の表紙と地震で山の土砂崩れの様子があまりに似ていたのでした(取り立てて、意味らしいことはないと思うのですが)。最後に載せた写真は、比較しやすいよう、その記事と本を重ねて撮ったものです。以下の日記にたびたび出てくる『食糧と人類』というその本は、これ(地震)で、それきり読まなくなっておりました。しかし、関心事項でもあり、この分野の書籍と合わせて改めて読むつもり(何かのメッセージ?)。それでは、2018年9月6-7日の日記からーーー。

 

9月6日 Thursday 晴れ

6日未明の3時過ぎ、大地震が発生。ここは震度5強だった。部屋のものが半分くらい落ちた。まず、家の者の安否を確認していると停電になった。ランタンをつけて片付けを。1時間かかった。余震がある。4時半から6時まで眠る。起床。停電は復旧しておらず、家の者がおかゆを作っていた。「銀行で自家発電でやっているって」、というので、自転車を出して行く用意を(前日からの予定だった)。自転車を物置から出す時、丁度隣に工事の人が一人立っていて、「ベランダの柵はオタクのものか?」と聞かれ、隣のなので、「うちのではありません」と。家の周りには(何日も前から)足場を組んでいて(自宅の外壁のメンテナンスで屋根の高さまで足場を組んでいたのだった。あれだけの地震で崩れなかったのは驚きだった。)自転車を出すのに苦労しているところ、「持っていってあげる」と言ってくれたが、頼んだ方がいいとわかりつつも、大丈夫ですと言って、2、3歩と進まぬうちに、自転車を持ったまま横に倒れた。その後すぐに助けてくれて、自転車を運んでくれた。助かった。持ち物を用意して、自転車で銀行へ。北海道全域での停電なので、もちろん信号機も止まっていて、車はいつも通りの混み具合だが、ゆっくり走っているせいか、騒音がなく、静かに感じた。まるで信号が止まって、音がやんだよう。銀行の入り口には、行員の女性が1人立っていて、来る人に使えない事を案内をしていた。窓口もやっていないようだ。シャッターは半分開けていて、中は暗かった。すぐに帰って、家の者に告げると、「やっぱりそうだった。〇〇君が、銀行は自家発電している”かも”しれないよ、と言っていた」というのだ。〇〇君から聞いた話で、それも、かも知れない、といったことを、「銀行は、自家発電でやっているって」と。私はてっきりラジオで言っていたものと思ったのだ。いずれにせよ、今は非常時なので、自転車は出しておくつもりでいたので、それは構わなかったが、そんな話ではなかったのなら、銀行へは行かなかっただろう。午後からニュースで、銀行が出入業務を始めたとアナウンスがある。支店まではどうかなと思い、行くエネルギーもなくて、明日になれば、幾らかでも復旧は進んでいるだろうと。昼は、11時過ぎから、家の者に催促されてホットケーキを作り始める。12時に2枚焼きあがる。私は、昨日のもう半分のパンでフレンチトーストを。少し休む。体にも疲労感。余震が続く。3時頃、カフェオレを飲む。それから、

『食糧と人類』を読み進める。(中略)部屋へ戻り、昨日からの日記をつける。現在18時43分。ランタンをつける。真っ暗だ。21時に寝る。ブックライトの電池が切れかかっていて、電池を取り替えたら、ランタンより明るくなった。感情表現の辞書を少し読む。

 

9月7日 Friday 曇り

(翌日付)朝、3時、起床。届いている新聞を読む。被害、災害の様子を初めて見る。5時半頃?食事。(中略)今日もまだ停電中だ。今日中には、復旧しそうだが。部屋で一息ついて休んでから下りていくと、家の者が溜まった洗濯物を台所で洗い始めている。午前中、私もTシャツ、肌着、タオル、ソックス、それぞれ2枚分洗濯した。昼、炒めごはんを食べた。3時過ぎた頃、近所から茹でたトウモロコシをもらい、家族の者と食べる。『食糧と人類』を読み進める。暗くなって、カーテンを引き、18時20分過ぎ、家の者のところへ降りていって様子を見にいくと、家の者も俳句の本を読んでいた。すぐ上がって部屋へ戻り、私ももう少し本を読もうと思い、(まず)時間を確認しようと、ぶら下げてあるソーラーの腕時計を外して机に置くと、パッと電気が点いた。18時26、7分。もう一晩、暗くても良かったなぁと思った。しかし(途端に)点いたからには、また電気の生活に戻らざるを得ない。停電になってわかったのは、不便なことは置いたとして、精神面には良かったこと。自然に生かされているのではなく、電気に合わせて生きているという事を自覚する。ちょうど7時のニュースが始まる。被害の様子、テレビでの報道の様子をテレビをつけて見る(知る)。それから、パソコンをつけて日経のサイトへ繋ぐ。地震関連の記事を分類名をつけて保存する。9つくらい記事を保存して、寝る用意。22時には就寝。