アプリコットな日々

気長にブログ始めてます。

水彩画。カボスを描く。

何が改まったか、水彩を1から始めてみようと思った。2009年に水彩の本を買って、ざっと見て描く時の参考にさせてもらっていた。その本を改めて開いてみると、絵具の色の重要性に気づく。

YouTubeでは、今ではすっかり有名になられた画家の柴崎先生のチャンネルをずっと見ているのだが、その間、たった2回ほど絵具で絵を描いたきりで、それも従来通りでちっとも上達していないことに気づかされる。それ以来、ここ2年くらい、ずっと絵らしい絵は描いていなかった。

ふとまた、絵を描こうという気になって本を見る。うむ、絵具の色(ウルトラマリンブルーだとかカドミウムイエローディープといった色の種類)の違いを知ることがこんなに重要だったとは。それで、お得意様になっている画材店で、細かく足りない色を買い足しましたよ。

さて、色は揃った(本当は、もっとよく見ておけばまだ足りない色もあったが)。これで三原色(本では6元色にしてある)プラス10色を揃えた。これで色環なるものをまず作ってみる。

ふむ、なんだかおかしい。本の通りのグラデーションになっていない。どういうことだ??

実は何と、色環の輪(本では正三角形の形で表されている)は、3元色(本では6色を3つに分けている)を互いに少しずつ混ぜて綺麗なグラデーションを作るのであった。それは最初から、わかり切っていたはずだったが、色を6プラス10色揃えた辺りから勘違いが起きたのであった。その色を順に枡目に乗せたのだ。

ふむ、しかし、これはこれで、役に立つことに気づく。本をいちいち確認しなくても、しかも本よりも色見本として使える。前向きに行こう。

さて、少し間を置いて、もう一度三角形の図を作り、今度こそ、3元色のグラデーションを作った。ほぼ、本の通りの色味に出来上がる。枠が隣り合っていると色がどうしても滲みていくのでそこも本の通り、色と色の間に隙間を作った。意味があってのことか単にデザインのためなのかは、わからないけれど、、、。綺麗な三元色のグラデーション。

さて、翌日、以前に撮って、白黒とカラーの2種作成したカボスの写真があって、それを水彩で描くことにした。その前に、まず、白黒の写真で、スケッチブック にデッサン をした。うん、描ける。それから午後、水彩画用紙に、カラーの写真で絵を描いてみた。3時に始め5時に終えた。うむ、我ながらよく描けているではないか。しかし少し時間が経つと、あまりに眺め過ぎたせいか、自信がなくなる。いや、暗くなったせいだろう、明日になれば、またきっと。あまりにも近視眼的になり過ぎているせいかも知れない。

水彩って言っても、色んな表現方法がある。そこでまず、Googleで画像検索してみた。うーん、私の絵などは、所謂水彩画のイメージとは違っているよう。でも薄塗りで仕上げたし、それでこの重厚感、大したものではないか?まずは手慣らし。これでよし。

実のところ、初めてのことがあって、私、背景なるものを描いたことがほとんどなかった。これができたのも、柴崎先生の動画を見いていたお陰で、先生は背景を先に塗り、その背景で、対象物の輪郭を描くのであった。一見、青いところにも赤の兆しがあれば、スーッと赤を乗せていく。これが光の奥行きを作るのだ。

絵具を知ること。色の特性を知ること。これがまず基本であることを改めて知った。画材道具は揃っている。これからどんどん描いてみようと思っているよ~。