アプリコットな日々

気長にブログ始めてます。

〜扇子が壊れて〜

 

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去年夏の終わりに、使っていた扇子の要が折れて、用をなさなくなった。

ボンドで補強して、それきりラックに引っ掛けるタイプのスタンドに差したまま季節は変わり、そうして、そろそろ団扇で扇ぎたくなる時節が近づいてきた。

大丈夫かなぁと恐る恐る開くと、やっぱり外れた。もう使い古しの感もあるので惜しさはない。早速楽天で扇子をサーチ。一本買って翌々日には、メール便で届いた。

壊れた扇子をゴミ箱へ。ケースだけは一応取っておいた。それが幸い、この度買った扇子にはケースがついていない。因みに価格は880円送料220円。品物はいい。

 扇子扇子と言うけれど、扇ぐものは色々ある。正確に扇子と呼べるものとはどういったものかを電子辞書で引いてみた。まず「扇子」と引いて、「おうぎ」と出る。おうぎを開くと、

 

”中国の団扇(うちわ)に対し平安前期日本で作り始める。檜扇(ひおうぎ)と蝙蝠(かわほり)扇とがあり、それぞれ冬扇・夏扇とも言う。蝙蝠扇(”かわほり”とはコウモリのこと)は、幾本かの竹・木・鉄などを骨とし、その元を要(かなめ)で綴り合わせて軸とし、広げて紙を張、折りたたむようにしたもの。”

 

檜扇とは、よく平安時代の装束に見る、あの紐で綴った扇ですね。

(知ったかぶって言ってます。この度初めて知りました^^;。)

 

納得したところで、母にも一本と思い、自分用にも外出用にもう一本買うことにしました。そこで、届くまでの間に、ケースを作っておこうと思いたち。生地を選び、型紙を作って完成までは、1時間半くらい。ケースの寸法などは、残しておいたものをそのまま測って作りました。空き口なども同じです。オリジナルではありません、と断っておきますが、よくある形ではあります。一応、複製の問題もあるかもと思い。

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その日の夜、後は寝るだけにして、眠くなるのを待っている間に、ふと、扇子ケースって検索したら色々出てくるんだろうなと思い、人様のものが気になり、google で検索してみました。

うぅ~ん、結構どれも地味。こんななものかと思いつつ、次に、作り方にジャンプ。そこで、「閂(かんぬき)止め」と言うのがあって、どうやらそれをしないと、私の作った物も入れ口がほつれるなと気付き、今度は、閂止めのやり方の動画をチェック。とても易しく、すぐに取り掛かり始めました。確かに改めて見ると、空き口の縫い合わせ部分がしっかり返し縫いしていたにせよ、すぐにほつれてきそうでした。閂止めをすると、しっかり固定されました。これで、後は、商品が届くのを待つのみです。

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 ここまで書いて、お昼を済ませ、配達物を確認。届いていました。

早速母に一本プレゼント。ケースも一緒に。

「言ってみるもんだね、これでもう一本また増えた」と言っていた。

昨日から伝えてあったので、楽しみにはしてくれていたようです。

ひとまず、扇子の一件はこれで落着。ではでは。